道行く人よ、何とも思わないのですか。 主が燃える怒りの日に、 こんなにも私を悩ませたのです。 これ以上の悲しみを見たことがあるでしょうか。
あなたの激しい怒りに私は震え上がりました。
わたしが憤りと激しい怒りで天を震わすので、 大地は元の場所から移動する。
私の傷は重く、悲しみは深い。 私は不治の病にかかっていますが、 耐えていかなければなりません。
そのため、国は荒れ果て、 そこを通る人は思わず息をのみ、 あまりにもすさまじい光景に驚いて頭を振る。
すべてを吹き飛ばす主のつむじ風が突然起こり、 悪者どもを直撃する。
わたしは、計画しておいた恐ろしい破壊を 完了するまでは、激しい憤りをおさめない。 のちになって、おまえたちは わたしの言ったことを理解する。
ああ、今までの歴史の中で、 やがてくる日のような恐怖の時があったでしょうか。 それは、同胞イスラエルの苦しみの時で、 今までに一度も経験したことのないものです。 しかし、神は彼らを救い出してくださいます。
喪服を着て、胸も張り裂けんばかりに泣きなさい。 主の激しい怒りが、まだ私たちから去らないからです。
それは、イスラエルをさげすんで強奪し、それが倒れた時、手をたたいて喜んだからです。
主がこう言うのも、もっともなことです。 私たちは神に反逆したからです。 しかし、すべての国々の民よ、 私の苦悩と絶望に目を留めてください。 息子も、娘も、 奴隷として遠い国へ引いて行かれました。
主の怒りの雲がエルサレムを覆いました。 イスラエルで最も美しい町は、ちりの中に伏し、 主の命令によって天から投げ落とされました。 御怒りの燃え上がる日になると、 神はご自分の宮にさえ、 一かけらのあわれみもかけませんでした。
今までこんな悲惨なことがあったでしょうか。 エルサレムよ。 あなたの苦悩を何にたとえたらよいでしょう。 どのようにして慰めたらよいのでしょう。 その傷は海よりも深く、だれにもいやせません。
神は警告どおりのことを行われました。エルサレムで私たちや指導者たちに降りかかったこのような惨事は、歴史上、一度も見たことがありません。
それは陰うつな暗闇の日、暗雲の重く垂れ込めた日。 なんという大軍か。 山々を夜のように覆い尽くしている。 なんと大きく、何と強力な「民」であることか。 このような民は、 世界が始まって以来見たこともないし、 これから見ることもないだろう。
その時には、歴史上、類を見ないような大迫害が起こるからです。
