人類全体が罪にまみれ、ますます堕落していくのを見て、神はノアに言いました。「わたしは人類を滅ぼすことにした。人間のおかげで世界は悪で満ちあふれてしまった。だから、一人残らず滅ぼそうと思う。
そこで主は、アブラハムに打ち明けました。「ソドムとゴモラの住民は、すっかり悪に染まってしまったという。ずいぶんひどいことをしているようだ。
今、その知らせがほんとうかどうか調べに行くところなのだ。向こうに着けばはっきりわかるだろう。」
しかし、ノアは別でした。彼だけは主に喜ばれる生き方をしていたのです。 ノアの物語を話しましょう。
とうとうその日がきました。主はノアに言いました。「さあ、家族全員で船に入りなさい。この地上で正しい人間といえるのは、あなただけだから。
ついに、鳥も家畜と野生の動物もはうものも、そして全人類も、地上の生き物はみな死に絶えました。
その約束のしるしに、
彼は大声で友人に言う。 『私は罪を犯したが、神は釈放してくださった。
主はあらゆる所で、 悪人も正しい人も一人残らず見張っています。
こうして、すべての人が 神から遣わされた救い主を見るのだ。』」(イザヤ40・3-5)
また、神は昔、神を恐れない世界を赦さず、ノアとその家族の八人を除いて、大洪水によって滅ぼしました(創世6―8章)。