兄たちはまだ気づきません。ヨセフはふっと少年時代に見た夢を思い出し、荒々しく問い詰めました。「おまえたちはスパイに違いない。わが国がききんでどんなに苦しんでいるか、調べに来たのだろう。」
この時、息子のヨセフは十七歳になっていました。腹違いの兄である、ビルハやジルパの息子たちといっしょに、父親の羊の群れの番をするのが、ヨセフの仕事でした。そんな時、兄たちが何か悪いことをすると、ヨセフはいちいち父親に知らせるのです。
この時、彼はまだ三十歳でした。王の前から下がると、さっそく国中の巡察を始めました。
しかし二人には、イエスだとはわかりません。神がそうなさったのです。
こう答えてふり向くと、だれかが立っています。なんとイエスでした。しかし、マリヤはまだ気がつかないようです。
もう夜明けというころ、だれかが岸辺に立っているのが見えました。ぼんやりかすんでいるので、だれなのかはわかりません。