そして、ヨセフのほうに向き直り、こう続けました。「夢の意味を神様がおまえにお示しになったからには、おまえがわが国で一番の知恵者に違いない。
「王様、私が自分の力でそうするわけではありません。神様が王様の幸せについて教えてくださるのです。」
「夢は二つとも同じ意味でございます。神様が、これからエジプトでなさろうとしていることをお告げになったのです。
神様は、今からしようとしておられることを、そのように王様に示されたのです。
あまり猶予はありません。さっそくエジプト一の人材を探して、国全体の農業計画を管理させたらよろしいと存じます。
エズラよ、神から授かった知恵を働かして、ユーフラテス川西方の裁判官や行政官を任命しなさい。人々が主の律法を知らない場合は、教えてやりなさい。
見識のある人は、だれからも称賛され、 ひねくれ者はみんなに軽蔑されます。
ツォアン(エジプト北東部の有力都市)の助言者は、 なんという愚か者でしょう。 エジプトの王に進言する策さえ、全く愚かなものです。 それでも、知識をひけらかすことができるのでしょうか。 王の前で、学者の家柄を誇らしげに言えるでしょうか。
王は、できないことをしろとおっしゃるのです。神々ではない人間に、ごらんになった夢はわかりません。それができる神々は、ここにはいないのです。」
王はダニエルを高い位につけ、たくさんの高価な贈り物を与えました。ダニエルはバビロン全州の知事となり、王に仕える知者たちの長官に任じられたのです。