ヨセフの提言に、王も家臣たちもうなずきました。
そうすれば、大ききんになっても困りません。でないと、国中が災害にやられて、とんでもないことになるでしょう。」
では、この仕事の責任者をだれにしたらよいのか、一同が相談を始めると、王が言いました。「ヨセフがよい。彼は神様の特別の力を頂いている。まさにうってつけではないか。」
やがて王に、「ヨセフの兄弟たちがエジプトに来られた」と知らされ、王も役人たちも喜びました。
ある日、王はナボテに、畑を譲ってほしいと申し出ました。「あそこを庭にしたい。宮殿に近いから、とても便利なのだ。」王は、銀で買い取ってもよいし、もしナボテが望むなら、もっと良い地を代わりに与えてもよいと言いました。
神の時がくるまで、 ヨセフは忍耐を試されました。
正しい人の言うことは聞く値打があります。 愚か者の言うことは聞くだけむだです。
ほんとうに必要なときに的確なことばで忠告するのは、 銀の器に金のりんごを盛るようなものです。
あらゆる苦境から彼を救い出し、エジプトの王パロの前で彼に恵みを与えられたのです。神様がヨセフにすばらしい知恵を与えたので、パロはヨセフを、エジプト全土を治める大臣に取り立て、宮中の管理もいっさい任せました。
祭司ピネハスと随員は、ルベン、ガド、マナセの各部族から事情を聞いて、安堵しました。