ところが、毒味役はあまりにうれしくて、ヨセフのことを思い出さず、王に口添えすることをすっかり忘れてしまいました。
それから二年後のある夜、今度は王が夢を見ました。ナイル川のほとりに立っていると、
その時、王の毒味役が口をはさみました。「実は、うっかりしておりましたが、とうに申し上げておかなければならないことがありました。
王は、そばにいた者に尋ねました。「このモルデカイに何かほうびを取らせたか。」「何も取らせてはおりません。」
親族は私を裏切り、友人も私を見捨てた。
神の時がくるまで、 ヨセフは忍耐を試されました。
私はまるで死人のように、壊れたつぼのように、 忘れられています。
絶え間なく、 私についてのうそのうわさや中傷が耳に入り、 どちらを向いても、恐怖ばかりです。 敵は私のいのちをつけねらっているのです。
浴びるほどぶどう酒を飲み、 香油を体に塗っても、 助けを求める兄弟たちのことは全く気にしません。