しかしオナンは、自分の子として育てられないような子どもなら、いらないと思いました。それで、結婚はしましたが、いっしょに寝る時はいつも、子どもができないようにベッドの上に射精していました。兄の子孫になる子どもを産ませたくなかったのです。
しかし、主がそんなことをお赦しになるはずはなく、結局、彼もいのちを落としてしまいました。
怒り狂い、のたうち回って息絶えるだけだ。
怒られるよりも、嫉妬されるほうが怖いものです。
息子がないまま死んだ人の妻は、夫に兄弟がいる場合はほかの者と再婚はできません。必ず夫の兄弟と結婚するのです。
そして、二人の間にできた長男に前の夫の名を継がせ、その家が絶えないようにしなさい。
以前の私たちも、分別の足りない不従順な者であり、人に迷わされ、さまざまな快楽や欲望のとりこになっていました。心は悪意とねたみの固まりで、憎んだり憎まれたりしながら生活していました。
しかし、もし自分にねたみや敵対心があるなら、決してその知恵をひけらかしてはいけません。それは偽善です。
ねたみや敵対心のうず巻くところでは、秩序が乱れ、あらゆる悪がはびこっています。
「神が私たちのうちに住まわせてくださった聖霊は、ねたむほどの愛をもって、私たちを見守っておられる」と書いてある聖書のことばを、どう理解しているのですか。
しかしナオミは、首を横に振るばかりです。「いいえ、いけません。お里へ帰ったほうが幸せですよ。もう私にはあなたたちの夫になれるような息子がいないのですから〔当時、夫に先立たれた嫁は、亡き夫の弟と結婚する決まりがあった〕。
また、マフロンの未亡人でモアブ人のルツも、妻として譲り受けることになります。ルツの産む子どもは亡くなった夫の家名を継ぐことができるのです。このことの証人になっていただけますか。」