今度は父親にも話をしました。父親はさすがに彼をしかりつけました。「いったいどういうことなんだ! 母さんと兄さんたちだけでなく、私までが、おまえにおじぎをするというのか。」
「みんなが畑で束をたばねていたんだ。そうしたら僕の束が、いきなりすっくと立ち上がった。それからどうなったと思う? 兄さんたちの束が回りに集まって来て、僕の束におじぎをするんだ。」
ヨセフはまた夢を見て、兄たちに話しました。「また夢を見たんだけど、太陽と月と十一の星が、僕におじぎしたんだ。」
ヨセフが戻って来ると、彼らはていねいにおじぎをし、持って来た贈り物を差し出しました。
「はい、おかげさまで元気でおります。」そう言って、もう一度おじぎをしました。
ユダと兄弟たちが戻ると、ヨセフはまだ家にいました。彼らはヨセフにひれ伏しました。
セム族(ノアの長男セムを祖とする種族。ユダヤ人の別称)を 敵視する者たちの子孫が来て、 あなたに深々と頭を下げ、 その足に口づけする。 彼らはエルサレムを、『主の都』、 『イスラエルの聖なる神の栄光に輝く山』と呼ぶ。