エサウはその日、セイルに向けて出発しました。
さてヤコブは、セイルの地エドムにいる兄のエサウに使いをやり、こう言わせました。
「わかった、それでは手伝いに何人か残していくから、道案内にでも使ってくれ。」 「それには及びません。ご厚意は十分に受けましたし、私たちだけでも何とかなりますから。」
ヤコブ一家はスコテまで行くとテントを張り、家畜の群れには囲いを作りました。そこがスコテ〔「小屋」の意〕と呼ばれるのはそのためです。
ペリシテ人の五人の領主がじきじきに彼女を訪ね、「サムソンの力の秘密を探ってくれないか。どうしたら、あの男を鎖で縛り上げてやれるか、ぜひとも知りたいのだ」と頼みました。もちろん、ただではありません。「この仕事を引き受けてくれたら、めいめいが銀千百枚を出そう」と約束したのです。