恐れていたとおりです。手を打たなければなりません。ヤコブは気が動転しながらも策を練りました。自分たちの一行を、家畜の群れやらくだも全部、二つに分けました。
神様、どうかお助けください。兄はどんな手荒なことをするかわかりません。私たち一家を皆殺しにするかもしれないのです。考えただけでもぞっとします。
さてヤコブは、セイルの地エドムにいる兄のエサウに使いをやり、こう言わせました。
「もしエサウが一方に攻撃をしかけても、もう一方は助かるだろう」と考えたのです。
やがて、向こうから、エサウが四百人の供を引き連れて来るのが見えました。ヤコブは、今度は家族を幾つかのグループに分けました。二人のそばめとその子どもたちを先頭に、レアとその子どもたちを次に、そしてラケルとヨセフを最後に置きました。
そして、一同に言い渡しました。「これからベテルへ行く。これまで、どんなに苦しかった時も祈りに答えてくださった神様、旅の間、いつも共にいて守ってくださった神様のために、そこで祭壇を築くことにしたのだ。」
しかし彼らが「主よ、助けてください」と叫ぶと、 その切なる願いは聞かれました。
公平な取り引きをする人には、万事がうまく運びます。
右側の少し先に、罠が一つあります。 誰ひとり、声をかけて助けてくれる人はいないのです。 私がどうなろうと、だれも気にも留めないのです。
絶え間なく、 私についてのうそのうわさや中傷が耳に入り、 どちらを向いても、恐怖ばかりです。 敵は私のいのちをつけねらっているのです。
どこからでも、たとえ地の果てからでも、 私は大声で、「助けてください」と叫びます。 落胆して心がくずおれるとき、 堅固な大岩に避難させてください。
イスラエル人が見ていると、はるかかなたからエジプト軍がやって来ます。彼らはだんだんスピードを増して近づいて来るのです。人々はすっかり震え上がり、主に助けを求めました。
こうしてあなたは、 仲間に引き込もうとする悪い者たちから離れられます。 彼らは神の道からそれ、 暗い悪の道に歩み、 悪事を働くのが何より楽しいのです。
農夫は作物をどのように扱えばよいかを知っています。 神が、物事を見て正しく判断する力を 与えたからです。
いいですか。あなたがたを派遣するのは、羊を狼の群れの中へ送るようなものです。ですから、蛇のように用心深く、鳩のように純真でありなさい。
するとイエスは、「そんなにこわがるとは、それでも神を信じているのですか」と答えると、ゆっくり立ち上がり、風と波をおしかりになりました。するとどうでしょう。嵐はぴたりとやみ、大なぎになったではありませんか。
あなたがたも心配しないで、安心していなさい。こんなにも念には念を入れて話したのは、そのためなのですから。確かに、この世では苦難と悲しみが山ほどあります。しかし、元気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」
それぞれの町でクリスチャンたちに会い、ますます神を愛し、また互いに愛し合うように教え、どんな迫害にもくじけず、信仰にとどまり続けるようにと励ましました。そして、「神の国に入るには、いろいろ苦しい目に会わなければならない」と語りました。
確かに、キリスト・イエスの教えにそって、神を敬う生活を送ろうとする人はみな、敵対する者から苦しめられ、迫害されます。