その夜はそこに泊まり、彼は兄エサウへの贈り物を用意しました。雌やぎ二百頭、雄やぎ二十頭、雌羊二百頭、雄羊二十頭、乳らくだ三十頭とその子、雌牛四十頭、雄牛十頭、雌ろば二十頭、雄ろば十頭。
わたしはあなたの子孫を増やそう。海辺の砂のように、数えきれないほどの数に。
それから主はアブラムを外へ連れ出し、満天の星空の下に立たせました。「空を見なさい。あの星を全部数えられますか？ あなたの子孫はあの星のようにとても数えきれないほどの数になる。」
ふと目を上げると、三人の人がこちらに向かって来ます。アブラハムはすぐさま立ち上がり、走って行って、喜んで出迎えました。
想像もできないほどあなたを祝福し、子孫を増やそう。空の星、海辺の砂のように、数えきれないほど大ぜいに。あなたの子孫は敵を征服し、
「そんなことを言わず、受け取ってください。兄さんのにこやかな笑顔を見て安心しました。兄さんに会うのが怖かったのです。神様の前に出る時のように。
「ここに来る途中、たくさんの家畜の群れを見たが、あれは何かな。」 「私から、ご主人である兄さんへの贈り物です。ほんの心ばかりのものですが、ごあいさつ代わりに。」
ヨセフの兄たちは、エジプトの総理大臣であり、穀物を売る責任者に会いに出かけました。まさかそれが、弟のヨセフだとは思いもよりません。顔を地につけんばかりに深々と頭を下げました。
とうとうイスラエルも承諾しました。「どうしても連れて行くのなら、せめてこうしてくれ。ろばにこの国の最良の産物を積むのだ。その総理大臣とやらへの贈り物にな。香油、はちみつ、香料、没薬、くるみ、アーモンドなどを持って行くといい。
ヨセフが戻って来ると、彼らはていねいにおじぎをし、持って来た贈り物を差し出しました。
私は、城壁のうしろの空地に、各家族ごとに武装した者を配置しました。
わいろには魔力があり、 だれが使っても効果があります。
贈り物には不思議な力があります。 地位ある人の前に彼を導きます。
気前のいい人は大ぜいの人に好かれ、 だれとでも友になります。
贈り物をすれば、怒っている人も機嫌を直します。
実は、皆様方のために贈り物を用意してまいりました。
お宅の若い使用人たちにお聞きください。それがほんとうかうそか、わかるでしょう。それで私は今、わずかばかりあなたのご親切にあずかりたく、部下を遣わしました。ちょうどおめでたい日でもあり、お手もとにある物を少しだけ恵んではいただけないでしょうか。」
