ラバンには二人の娘がありました。姉がレア、妹があのラケル。
ラバンが言いました。「ヤコブ、甥だからといって、ただで働いてくれることはないんだよ。遠慮しなくていい。どんな報酬がほしいかね。」
レアは弱々しい目をしていましたが、ラケルのほうは美しく、容姿もすぐれていました。
その後またレアに、六人目の男の子が生まれました。
ヤコブはラケルとレアに使いをやり、自分が今、群れを飼っている所まで来るように言いました。
レアの子は、長男ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。
以上は、パダン・アラムでヤコブとレアの間に生まれた息子とその孫で、娘ディナを除いて総勢三十三人でした。
そこは一族の墓として代々使われ、私もレアをそこに葬った。よいか。私も必ずそこへ葬ってくれ。」
すると、その場に居合わせた人々は、証人として答えました。「喜んで証人となりましょう。どうか主が、あなたがお迎えになる女に、イスラエル国民の母ラケルとレアのように、子どもを大ぜいお授けくださるように。またあなたも、ベツレヘムで大いに栄えられますように。