翌朝起きるとすぐ、彼らは不可侵条約を結び、厳粛な誓いを交わしました。こうして一行は、イサクに見送られて国へ帰りました。
しかしアブラムは答えました。「私はいと高き神、世界を造られた神に堅く誓いました。
「ご主人がた、どうぞ私どもの家にお泊まりください。明日の朝、お好きな時間にお発ちになればよろしいでしょう。」 「いいえ、けっこうです。一晩くらいこの広場で休みますから。」
翌朝早く、アブラハムは、さっそく食べ物を用意し、水を入れた皮袋をハガルに背負わせると、息子といっしょに送り出しました。二人はベエル・シェバの荒野まで来ましたが、どこといって行く先はありません。ただあてもなくさまようばかりです。
そこで、折り入ってお願いしたい。私や息子、孫たちを裏切ったりせず、今後もわが国と友好関係を保っていくことを、神の名にかけて誓っていただきたい。あなたにはこれまで、ずいぶんよくしてきたはずだから、あなたも正義を尽くしてほしい。」
こうして契約を結ぶことになり、アブラハムはそのしるしに、羊と牛を王に与えて、いけにえとしました。
アブラハムは明くる朝早く起きると、祭壇で燃やすたきぎを作り、ろばに鞍をつけて出かけました。息子イサクと若い召使二人もいっしょです。
「それなら兄さん、その権利を僕に譲るって誓ってくれよ。」 言われたとおりエサウは誓い、長男の権利を弟に売りました。
ちょうどその日、イサクの使用人たちが来て、「ようやく水が出ました」と報告しました。井戸を掘っているところだったからです。
さあ、契約を結ぼう。これからは、お互いその契約をしっかり守っていこうではないか。」
翌朝はいよいよ別れなければなりません。ラバンは、早々と起きて娘たちと孫たちに別れの口づけをし、祝福すると、家へ帰って行きました。
人は何かを約束する時、それを必ず実行する意志と、万一破った時にはどんな罰をも受ける覚悟を示すために、自分よりもすぐれた者の名にかけて誓います。いったん誓ってしまえば、もうだれも、何も言うことはできません。
この日、サウルは民に命じていました。「夕方まで、つまり、私が完全に敵に復讐するまで、食べ物を何も口にするな。もし食べる者がいれば、のろわれる。」それで、森に入ると地面にみつばちの巣があったのに兵士たちは目もくれず、まる一日、何も食べていませんでした。
「そうは言われますが、あなたが知らないだけです。お父上は、私たちが親友だということも、よく知っておられます。だから、『ダビデを殺すことは、ヨナタンには黙っておこう。悲しませるといけないから』と思っておられるに違いありません。主とあなたのいのちにかけて誓いますが、ほんとうに、私は死と背中合わせなのです。」
「アマレク人がどこへ行ったか、案内してくれるか。」 「いのちを助けてくれますか。主人に渡したりしませんか。もし、神にかけて誓ってくださるなら、案内しましょう。」