リベカもイサクに気づき、すぐにらくだから降りました。
夕暮れの野を散歩しながら物思いにふけっていた時です。ふと目を上げると、向こうかららくだの一行が来るのが見えます。
リベカは老召使に尋ねました。「あそこにいらっしゃる方はどなたですの? 私たちを迎えにいらしたのかしら。」「おお、あれが若だんな様でございますよ。」そう言われて、彼女はあわててベールをかぶりました。
嫁入りの際、オテニエルは、結婚祝いに父親から畑をもらうようにアクサを説き伏せました。父親と話そうと、彼女がろばから降りたので、カレブは彼女に尋ねました。「どうした。私にしてやれることがあれば、何でも言いなさい。」 「お父さん、お祝いにもっと頂きたいものがあるの。ネゲブの土地を下さるのなら、そこは荒れ地ですから、泉も分けてほしいわ。」それでカレブは、アクサに上の泉と下の泉も与えることにしました。
アクサは嫁ぐ時、夫にそそのかされて、贈り物としてもっと土地をくれるよう父に求めました。彼女がろばから降りると、カレブは尋ねました。「どうした。何か欲しいものでもあるのか。」