その後、ロトはツォアルの人々を恐れて山へ逃げ、二人の娘といっしょにほら穴で暮らしました。
ロトは、ヨルダン川周辺の水に恵まれた肥沃な平野をじっと見つめました。まだソドムとゴモラの町が神に滅ぼされる前だったので、そこは、まるでエデンの園のように見えました。エジプトやツォアル近辺の美しい田園にも似ています。
しかしアブラムは答えました。「私はいと高き神、世界を造られた神に堅く誓いました。
一人の天使が言いました。「いのちが惜しかったら一目散に逃げなさい。絶対にうしろを振り返ってはいけません。山の中へ逃れるのです。いつまでもこの低地にいると死んでしまいます。」
だが実際は、海の荒波のような無法者だ。長男の資格はない。義理の母と関係するとは何事だ。私の顔に泥を塗った報いを受けるがよい。
わたしはモアブのために涙を流す。 人々はツォアルとエグラテ・シェリシヤまで落ち延び、 泣きながらルヒテに通じる坂道を登る。 その泣き声は、ホロナイムの道で ひっきりなしに聞こえる。
恐怖と苦痛の、身の毛もよだつ叫び声が、ヘシュボンからエルアレとヤハツ、ツォアルからホロナイムとエグラテ・シェリシヤにわたる国中に響きます。ニムリム川沿いの牧草地は、今ではすっかり荒れ地になりました。
ネゲブ、ヨルダン渓谷、なつめやしの町エリコ、それにツォアルも見えます。