もし正しい人が四十五人しかいない時にはどうでしょう。五人足りないだけで、町をすべて滅ぼされますか。」 「四十五人いれば滅ぼすまい。」
「わかった。正しい人が五十人見つかったら、彼らのために町全体を救うことにしよう。」
「ありがとうございます。こう申し上げる私自身が、ちりや灰にすぎない者だということは、よく承知しております。ですが、もう少しお尋ねしてよろしいでしょうか。
「では、四十人しかいなかったら?」 「四十人でも。」
彼らは天の神に、ほかの者といっしょに殺されなくてもすむように、この夢の秘密を明らかにし、そのことによってあわれみを示してくださるよう願いました。