「まあまあ、そこまで言わなくても。あの娘をおまえの好きなように罰したらいいではないか。」それならと、サライは召使ハガルにとてもつらく当たりました。我慢できず、ハガルは逃げ出しました。
「それはいけない。戻って従順に仕え、務めをきちんと果たしなさい。心配はいりません。あなたには男の子が生まれるから、イシュマエル〔「神は聞いてくださる」の意〕と名づけなさい。あなたの子孫は大きく増え広がります。主があなたの苦しみを聞き届けられたからです。その子は野生のろばのように荒々しく、思うままにふるまう暴れ者となって、すべての人を敵に回し、ほかの人たちも彼に敵意を抱きます。彼はまた、親族の者とも敵対するでしょう。」
さっそく、旅行の準備にかからなければなりません。まず、らくだを十頭選びました。また、贈り物として最上の物を幾つかより分けました。それを全部らくだに積み終えると、一行はナホル(アブラハムの兄弟)の住むアラム・ナハライム地方(現在のイラクの一地域)へ向かったのです。
「気のすむようにするがいい。ただし、ヨブのいのちだけは取ってはならない。」
そして、心配したとおり、エジプト人殺害の話は王の耳にも達していたのです。王は、「直ちにモーセを捕らえ、処刑せよ」と命じました。窮地に立たされたモーセは、ミデヤン(アラビヤ半島の北西部、アカバ湾東沿岸)の地へ逃げて行きました。 モーセが井戸のかたわらに座っていると、
利口な人は腹を立てるのは愚かだと知っているので、 自分の感情を抑えます。
穏やかに答えれば相手の心を静め、 激しいことばでやり返すとけんかになります。
家を離れてあちこち渡り歩く人は、 巣を離れてさまよう鳥のようです。
右から左に聞き流す者は、しかるだけでなく、 懲らしめなければ言うことを聞きません。
上司にしかられても、職場を放棄してはいけません。 冷静な態度は、相手の不きげんをなだめます。
王は同意しました。「よろしい。おまえたちの好きなようにせよ。私には、おまえたちを止めることはできない。」
どうぞ、どのようにでもお気のすむようになさってください。」
同じように夫も、妻を心にかけなさい。女性が男性よりも弱い者であることを意識して、いたわりなさい。神の祝福は、妻と共に受け継ぐべきものだと心得なさい。もし妻に対する態度が誤っていれば、あなたがたの祈りはむなしいものとなります。