ロトも、羊や牛をはじめ大ぜいの使用人をかかえ、非常に裕福でした。
アブラムは主のことばに従って出発しました。ロトも彼といっしょです。その時、アブラムは七十五歳でした。
彼は妻のサライと甥のロトのほか、ハランで得た家畜や奴隷などを連れて旅をし、カナンに着きました。
そのため、たくさんの家畜の群れを持つアブラム家とロト家の両方が住むには、その土地は狭すぎました。
やがて子どもたちは成長し、野性味のあるエサウは腕のいい猟師となりましたが、ヤコブのほうは穏やかな性格で、家にいるのを好みました。
アダの子ヤバルは、初めて牧畜を行う者となり、テント生活を始めました。
神は言います。 「彼らの羊の群れもテントも、 家庭用品ともども奪い取られる。 らくだも連れ去られ、 『われわれは包囲された。いよいよ最期だ』という 恐怖にひきつった叫び声が、あちこちから聞こえる。