これらの人々はみなノアの子孫の家系で、洪水のあと何世代にもわたって、彼らからいろいろな国が興ってきたのです。
ノアの三人の息子セム、ハム、ヤペテの家系は次のとおりです。以下は、洪水のあと三人に生まれた子どもたちです。
以上がハムの子孫で、たくさんの国や地方に散らばり、多くの国語を話すようになりました。
エベルには二人の息子が生まれました。ペレグ〔「分裂」の意〕とヨクタンです。ペレグという名の由来は、彼の時代に世界が分裂し、人々が散らされたからです。
以上がセムの子孫です。それぞれを政治区分、国語、地理的な位置などによって分けると、このようになります。
この人たちの子孫は各地に散らばり、海に沿ってそれぞれの言語を持つ国々をつくりました。
初めのころ、人類はみな同じことばを話していました。
神は、ノアと息子たちを祝福しました。そして、子どもがたくさん生まれ、全地に増え広がるようにと命じたのです。
この三人から世界のあらゆる国民が出たのです。
子どもをたくさん産みなさい。どんどん増え広がって、世界を治めなさい。」
神様は全人類を、一人の人間アダムから造り、すべての国民を全世界に散らされました。あらかじめ、どの国が興り、どの国が滅びるか、いつそうなるか、何もかも決め、国々の境界をもお定めになったのです。