その夜、王とその手勢は、内側の城壁に穴をあけ、宮殿の庭園の近くにある、二重の城壁の間の門を通り抜けて、アラバへ逃げました。町を包囲していたバビロンの兵士たちはあとを追い、エリコの平原でゼデキヤ王を捕らえたので、王の軍隊は散り散りになりました。
王はさらに防衛体制を強化するため、城壁のくずれていた箇所を修復したうえで、外側に第二の城壁を築きました。また、ダビデの町にミロの要塞を築き、大量の武器や盾を作りました。
ミツパ地区の区長である、コル・ホゼの子シャルンは、泉の門を修理しました。シャルンは門ができ上がると、屋根をふき、扉、かんぬき、横木を取りつけました。続いて、シロアムの池から王の庭まで、つまりエルサレムのダビデの町から下る石段までの城壁を修理しました。
指導者はわれ先に逃げ、あっさりと降伏します。 住民も脱出を図りますが、途中で捕虜になります。
ゼデキヤ王も捕まり、捕虜としてバビロンの王の前に連れ出され、さばかれると預言し続けたからです。
おまえは逃げられない。捕虜になってバビロン王の前に引き出され、有罪を宣告される。そしてバビロンへ連れて行かれる。
だが、降伏することを拒むなら、町はバビロンの兵士によって焼き払われ、おまえは恐ろしい運命をたどる。』
彼らは、野獣に立ち向かう羊飼いたちのように、 エルサレムを包囲します。 「それは、わたしの民がわたしに背いたからだ」と、 主は言います。
町中の者は 近づいて来る軍隊の行進の音におびえ、逃げ出します。 草むらに隠れ、山へ逃げます。 住民は恐ろしさのあまり、われ先にと逃げるので、 町にはだれもいなくなります。
わたしは、ユダ王国のゼデキヤ王をバビロンのネブカデネザル王に渡したように、エジプトのホフラ王を、彼のいのちをねらう者の手に渡す。』」
ぶどう園へ行き、 手当たり次第ぶどうの木を引き抜け。 だが、ごくわずかの木は残しておくのだ。 枝を切り落とせ。主のものではないからだ。」
ユダは労役で苦しんだ果てに、 捕囚となって遠い国へ引いて行かれたのです。 今は征服者の手に落ち、 外国で不安な毎日を過ごしています。
シオンの美しさも威厳も、すっかりなくなりました。 指導者たちは、 あてもなく牧草地をさまよう飢えた鹿のようで、 敵に出会っても逃げる力さえありません。
ゼデキヤ王さえ、自分で持てる物だけ持って、何も見えないように顔を覆い、壁にあけた穴から、闇にまぎれて出て行くのだ。
わたしは、王に仕える者や、兵士たちを四方に風のように追い散らし、剣をそのあとから送る。
昼のうちに、みんなが見守る中で、荷物を家の外へ運び出しなさい。それから、遠くの地へ長い旅をする捕囚の民のように、夕方、家をあとにして出かけなさい。
私たちが捕囚となってから十一年目の第十の月の五日に、エルサレムから逃げて来た者たちの一人が、「エルサレムが陥落した」と私に告げました。
わたしの責任ではない。敵に追い散らされても助けはしない。あなたがたは憎しみに燃えた敵に支配され、追いかけられもしないのに逃げ出す。
生き残った者は、捕虜や奴隷として遠い国へ連れて行かれる。外国でおびえながら暮らすのだ。風に舞う木の葉の音にもおびえ、剣で追い立てられるように逃げ惑う。追いかけられもしないのに倒れる。
「第四の月、第五の月、第七の月、第十の月に守ってきた断食はもう終わりだ。あなたがたが真実と平和を愛するなら、それは喜びの祝祭に変わる。
勢い込んで戦いに出ても、主に見離されているので、たちまち総くずれし、みじめに敗走することになります。そうなったら、地上のすべての国々にとっていい見せしめになるでしょう。
彼らの岩である主が見捨てず、 滅ぼそうとされなかったら、 一人の敵が千人を追い散らし、 二人が万人を敗走させることもなかったろうに。