ついに主は、エホアハズ王の軍隊を、騎兵五十、戦車十台、歩兵一万にまで弱体化させてしまいました。彼の兵力は、シリヤの王によって、足下のちりのように壊滅状態に陥ったのです。
私は彼らをちりのように払いのけ、 道ばたのどろを落とすように粉々に蹴散らした。
そこで王は、二百三十二人の外国人部隊と、七千人のイスラエル軍を召集しました。
イスラエル側も全軍を集め、装備を固めて戦場に向かいました。しかし、アフェクを埋め尽くしているシリヤの大軍に比べて、イスラエル軍は二つの小さなやぎの群れのようにしか見えませんでした。
そのころ、主はイスラエルの領土を少しずつ削り始めていました。シリヤ(アラム)のハザエルが、ヨルダン川の東側、ガド族、ルベン族、マナセ族のギルアデの全土、つまり、アルノン渓谷にあるアロエルからギルアデとバシャンに及ぶ各地を侵略したのです。
エホアハズのその他の業績は、『イスラエル諸王の年代記』に記録されています。
「先生、いったい、どうなさったのですか?」とハザエルが聞くと、エリシャは答えました。「あなたが、イスラエル人に恐ろしいことをしようとしているのがわかるのだ。あなたは要塞を焼き払い、若い男を殺し、赤ん坊を岩に投げつけ、妊婦の胎を切り裂くだろう。」
私は、ここぞとばかり彼らをちりのように粉々に砕き、 空中高くまき散らしました。 彼らを、床を掃くように掃き捨てました。
わが主君、アッシリヤの大王は、ちょっとした賭けをしたいと言っておられる。どうかな、そちらの兵は二千とは残っていまい。もし残っていたら、大王は二千頭の馬をくれてやろうとおっしゃる。それで編成した、吹けば飛ぶような軍隊では、わが軍の一番弱い部隊ですら撃退できまい。エジプトの助けなどあてにならないからだ。
だれが、東の国に一人の人物(クロス王を指す)を起こし、 行く先々で勝利を得させたのか。 わたし以外の者であるはずはない。 わたしが彼に、多くの国々を征服し、 王たちを踏みにじり、 敵の軍隊を剣の餌食にする力を与えたのだ。
谷は、人、また人で埋まっている。 運命の判決が下るのを待っているのだ。 さばきの谷で主の日が近づいているからだ。
わたしの責任ではない。敵に追い散らされても助けはしない。あなたがたは憎しみに燃えた敵に支配され、追いかけられもしないのに逃げ出す。
主はこう言います。 「ダマスコの民は何度もくり返して罪を犯し、 わたしはそのことを忘れない。 もうこれ以上、処罰を猶予しない。 彼らは穀物を鉄の打穀棒で打つように、 ギルアデでわたしの民を打った。
昔のエジプトのように、わたしは疫病を送った。 戦争で若者を殺し、馬を追い払った。 死体からの悪臭が鼻をついた。 それでもあなたがたは、帰ることを拒んだ。
サムエルはギルガルを発って、ベニヤミン領内にあるギブアに上って行きました。 一方、サウルは自分の指揮下にある兵を数えてみました。すると、たった六百人しか残っていませんでした。