今度だけは、連合軍の王の代わりに、将軍たちを指揮官に任命してください。
シリヤ(アラム)の王ベン・ハダデ二世は全軍を率い、三十二の同盟国の戦車や騎兵の大軍とともに、イスラエルの首都サマリヤを包囲しました。
真昼ごろ、アハブ王の先頭部隊はサマリヤを出陣しました。そのころ、ベン・ハダデ王と三十二人の同盟軍の王はまだ酒を飲んでいました。
実際、大敗北のあと、ベン・ハダデ王の家臣たちは王にこう進言していたのです。「イスラエルの神は山の神だから、今回は負けたのです。平地なら難なく勝てます。
失った分の兵力を補充し、以前と同じ数の馬と戦車と兵をわれわれにお任せください。彼らと平地で戦い、必ずや勝利を収めてごらんに入れます。」王は、彼らの進言を受け入れました。
そうしたのは、シリヤ王が配下の戦車隊長三十二人に、「戦う相手はアハブ王一人だ」と命じていたからです。
どんなに賢明な人でも、 どんなに良い教育を受けた人でも、 主と対等にやり合うことなどできません。