エリヤは、さらに続けました。「私はただ一人の神の預言者である。ところが、バアルの預言者は四百五十人もいる。
さあ、二頭の若い雄牛を引っ張って来なさい。バアルの預言者は、どちらでも好きなほうを選び、切り裂いて、自分たちの祭壇のたきぎの上に載せるがいい。ただし、火はつけてはならない。私も残ったほうの雄牛を同じようにして、主の祭壇のたきぎの上に載せ、火をつけないでおく。
「私は、天地の支配者である神、主のために一生懸命に働いてきました。ところが、イスラエルの民はあなたと交わした契約を破って祭壇を壊し、あなたの預言者たちを殺しました。彼らは今、一人生き残った私まで殺そうとしています。」
「私は天の軍勢の主である神様のために、骨身を惜しまず働いてきました。それなのに、人々は契約を破って祭壇を壊し、私以外のあなたの預言者を一人残らず殺しました。そして今、私まで殺そうとしています。」
そのころ、一人の預言者がアハブ王に会いに来て、主のことばを伝えました。「主は言われます。『あの敵の大軍を見たか。わたしは今日、敵をあなたの手に渡そう。そうすれば、いかにあなたでも、わたしこそ神であると思い知るだろう。』」
こうして、彼らはイスラエルの王のもとに行き、「アハブ王のしもべであるベン・ハダデが、『どうか、いのちだけはお助けください』と申しております」と懇願しました。イスラエルの王は、「そうか、彼はまだ生きていたのか。彼は私の兄弟だ」と答えました。
一方、主の命令によって、ある預言者が仲間の預言者に、「あなたの剣で私を切ってくれ」と言いました。しかし、その人は拒みました。
それからその預言者は、目に包帯を巻き、だれだかわからないようにしたまま、道ばたでアハブ王を待っていました。