新しい王は若者たちが言ったとおり荒々しく答えました。長老たちの助言を無視して、
「まあまあ、そこまで言わなくても。あの娘をおまえの好きなように罰したらいいではないか。」それならと、サライは召使ハガルにとてもつらく当たりました。我慢できず、ハガルは逃げ出しました。
「総理大臣というのがとても恐ろしい人でね、われわれをスパイだと言ってきかないのです。
ヨセフはひと目で兄たちだとわかりましたが、わざとそ知らぬふりをし、きびしく問いただしました。「おまえたちはどこから来たのか。」 「カナンからまいりました。穀物を少し分けていただきたいと思います。」
しかし、イスラエルの人々は収まりません。「われらイスラエルには十部族もあり、あなたがたの十倍も王に対しては権利を持っているのだ。それなのに、どうして、われらを呼ばなかったのだ。そもそも、今度の王位返り咲きを言いだしたのは、われわれではないか。」こうして言い争いが続き、ユダ側も激しく応酬しました。
三日後にまたやって来たヤロブアムとイスラエル人たちに、
「ええい、下がれっ! おまえの顔など二度と見たくもない。」彼は怒りをあらわにして言いました。「よく覚えておけ。今度、私の前に姿を現したら生かしておかない。」
「ふむ、そうか。だが、どうしてこの私が、その主とやらの言うことを聞いて、イスラエル人たちを行かせなければならないのだ。主とはいったい何者だ。聞いたこともない。いちいち、そんなお告げなどに取り合ってはいられない。イスラエル人たちは絶対に行かせない。」王はきげんをそこねたようです。
正しい人は相手の役に立つことばかりを語り、 悪人は人をのろうことしか知りません。
正しく生きる人は役に立つことを話し、 悪者は何にでも反対します。
知恵ある人のそばにいれば知恵ある人になり、 悪人のそばにいれば悪に染まります。
穏やかに答えれば相手の心を静め、 激しいことばでやり返すとけんかになります。
貧しい人は拝むようにして頼み、 金持ちは相手を軽蔑しきって答えます。
知恵あることばは心地よいが、 愚か者のおしゃべりは身を滅ぼします。 愚か者の話は前置きがばかげ、 結論も常軌を逸している。
そればかりか、跡取り息子が愚か者か賢い者か、だれにわかるでしょう。それでも、私の財産はすべて、息子のものになるのです。なんと気分がめいることではありませんか。
しかし、神からの知恵は純粋であり、平和とおだやかなやさしさに満ち、思いやりと良い実に満ちています。
「では、お父上が腹を立てておられるかどうか、どんな方法で知らせてくれますか。」