しかし、モーセはなおも食い下がりました。「主よ、私はとても口べたです。うまく話ができたためしがありません。こうしてお話ししていても、思うように物が言えません。すぐにつかえてしまうのです。」
「あなたが博学で、何でも知っているらしいことは、 よくわかった。 だが、そんな知恵など あなたといっしょに滅んでしまうがいい。
「そんな大それた仕事など、とても私にはできません。」モーセは思わず叫びました。
モーセは反論しました。「あの人たちは私を信じてくれないでしょう。私の言うことなど聞くはずがありません。『神がおまえに現れたって? それはうそだろう』と言うに決まっています。」
しかし、モーセは素直に従えません。「主よ、同胞のイスラエル人でさえ、もう私の言うことを聞こうとしないのです。まして、ファラオが聞くはずがありません。それにだいいち、私は口べたなのです。」
その際モーセは、「私にはできません。口べたなのです。どうして彼が、私などの言うことを聞くでしょう」と答えました。
「神よ、とんでもないことです。 私にできるはずがありません。 若すぎて、何を語ればよいのかわかりません。
わたしはあなたをエジプトから連れ出し、 奴隷の鎖を断ち切った。 あなたを助けるために、 モーセ、アロン、ミリヤムを送ったのだ。
こうして、モーセはエジプトの最高の教育を受け、たくましく、雄弁な王子に成長しました。
こう言う人もいます。「パウロの手紙なんか気にするな。偉そうなことを言っても口先だけで、実際に会ってみればよくわかる。いかにも頼りなげで、話もへただ。」
たとえ口べたであっても、少なくとも、自分が話している内容はよく知っています。それは何度も証明してきたことです。