何年かして、エジプトの王が死にました。しかし、イスラエル人の重労働は少しも変わりませんでした。相変わらず奴隷として酷使され、うめき苦しんでいました。その苦しみに耐えかねて、泣きながら神に助けを求めました。その叫びは天に届き、
「あなたの弟の血が、大地からわたしを呼んでいる。あなたはなんということをしてしまったのか。
あなたは、かつて私たちの先祖がエジプトでなめた苦しみ悲しみを見過ごしにはならず、紅海のほとりで泣き叫ぶ声を聞き届けてくださいました。
人々は抑圧されて叫び声を上げ、 金持ちの力に屈してうめく。 しかし、誰ひとり、神に泣きつき、 『私を造った神はどこにいるのか。 夜には私に歌を与え、
主よ。私の祈りを聞き、 私の訴えに耳を傾けてください。
この悩みの時にこそ、私を放っておかず、 すみやかに答えてください。
主はこう言われます。 「立ち上がって、虐待された者、貧しい者、 困っている者を守ろう。 わたしの救いを待ちこがれてきた人々を助け出そう。」
苦しみの中で、私は主の助けを叫び求めました。 その声を、主は天から聞いてくださいました。 叫びは届いたのです。
いよいよミデヤンの地を出発するという時、主はモーセに告げました。「エジプトへ帰るのを恐れてはならない。あなたを殺そうとしていた者たちは、みな死んだ。」
今、イスラエル人がエジプト人の奴隷となってうめき苦しんでいるのが、よくわかった。そして、昔の約束を思い起こした。
その時、モーセは八十歳、アロンは八十三歳でした。
主への忠誠のしるしとなります。彼らが迫害の中で助けを呼び求めると、主は救い主を送ります。この方が彼らを救い出すのです。
このぶどう園というのは神の民のことです。 イスラエルとユダは、神のお気に入りの土地でした。 神はそこが正義の国となるのを期待していたのに、 実際に目にしたのは流血でした。 正しいことが行われるようにと願っていたのに、 実際に耳にしたのは、 しいたげられた人たちの叫びでした。
あまりの苦しさに主に助けを求めると、主はひとりの御使いを遣わし、私たちをエジプトから連れ出してくださったのです。今、私たちはあなたの国との境にあるカデシュに野営しております。
それから四十年の歳月が流れました。ある日のことです。シナイ山に近い荒野で、モーセの前に天使が柴の燃える炎の中に現れました。
聞きなさい、あなたがたの農場で働いた労働者の叫び声を。あなたがたは彼らの賃金を搾取したではありませんか。彼らの叫びは、万軍の主の耳に達しているのです。
かつて、エジプトに抑留されていたイスラエル人が叫び求めた時、主はモーセとアロンを遣わし、彼らをこの地へと導いてくださった。
「明日の今ごろ、ベニヤミン出身の者をあなたのもとに遣わそう。その者に油を注いで、わたしの民の上に立つ者としなさい。彼はイスラエルをペリシテ人から救い出すだろう。わたしが民を顧みてあわれに思い、その叫びを聞いたからだ。」