再び、彼らの不満が爆発しました。「水はどこだ? 水をくれーっ!」彼らは騒ぎたてます。モーセは、「静かに! いいかげんにしなさい。いったいどこまで主が忍耐してくださると思っているのだ」と、彼らをしかりました。
しかし、たちまち元に戻ってしまったのです。 彼らは神を無視して行動し、
もっとおいしいものを食べたいと注文をつけました。 こうして、もはや赦しを頂くことができない時点まで、 神の忍耐を試したのです。
不平ばかりで、 神の下さる食べ物では満足できず、
彼らは何度も背いては、 神に滅ぼされそうになりました。 こうして、自らの手で、 神の祝福をとどめてしまったのです。
しかし、これほどの恵みを受けながらも、 彼らは神に逆らい、 神の教えを守ろうとしませんでした。
荒野のメリバやマサでのイスラエル国民のように、 強情になってはいけません(出エジプト17・7参照)。
あの時、あなたがたの先祖は、 わたしの奇跡を何度も目にしながら、 信じようとしなかった。 わたしがどこまで忍耐するかを試そうとするように、 彼らは不平やぐちを言い続けた。
人々はモーセに不平を言い立てました。「何とかしてくれ! のどが渇いて死にそうだ。」
モーセはその場所を、マサ〔「主を試みる」の意〕、また、メリバ〔「議論」あるいは「争い」の意〕と名づけました。この場所で人々が、「主はわれわれを助けてくれるのか、どうなのか」と言い争い、主が自分たちを生かすかどうか試みたからです。
無性に腹が立ち、思いっきりののしりました。「ファラオやエジプト人からこんなひどい仕打ちを受けることになったのも、元はと言えばおまえたちのせいだ。まるで、われわれを殺させるための口実を与えたようなものだ。二人とも主のさばきを受けるがいい。」
「とんでもないことです。そんなことで主を煩わすことなどできません。」王は首を振りました。
やがて嘆き声は、モーセとアロンへの痛烈な非難の声に変わりました。「なんてことだ。こんなことならエジプトで死んだほうがよかった。そんな国に行くくらいなら、この荒野で死んだほうがまだましだ。神様はおれたちを殺すつもりなんだ。そうなったら、妻や子は奴隷にされてしまう。さっさと引き返して、エジプトへ帰ろう。」
また文句を言い始めたのです。不平不満はモーセに集中しました。「何の恨みがあって、われわれをエジプトから連れ出し、こんな荒野で飢え死にさせるのか。食べ物も飲み物もないではないか。あんなまずいマナは、もうたくさんだ。」
イエスは言い返されました。「『あなたの神である主を試してはならない』(申命9・16)とも書いてあるではないか。」
ある日、弟のほうが出し抜けに、『お父さん。あなたが亡くなってからでなく、今すぐ財産の分け前がほしいんです』と言いだしたのです。それで父親は、二人にそれぞれ財産を分けてやりました。
しかしイエスは、お答えになりました。「『あなたの神である主を、試みてはならない』(申命6・16)とも書いてある。」
それなのにどうして、私たちも、私たちの先祖も負いきれなかった重荷を、彼らに負わせようとするのですか。そんなことをしたら、それこそ、神様がなさったことを訂正するようなものです。
「どうしてあなたがたは、夫婦心を合わせて聖霊を試みたのか。見なさい。あなたの夫を葬った人たちが、すぐそこまで来ている。あなたも運び出してもらうがいい。」
彼らのように、主がどれだけ忍耐してくださるかを試すようなまねをしてはなりません。主を試そうとした人たちは、蛇にかまれて死にました。
マサであなたがたは不平を言って、主の怒りを買いましたが、何とか赦していただくことができました。もう二度と主を試みてはなりません。
数え上げればきりがありませんが、タブエラでも、マサでも、キブロテ・ハタアワでも、あなたがたは主を怒らせました。
彼らは何度も反抗しましたが、四十年の間、神は忍耐され、彼らの目の前で驚くべき奇跡を行い続けてくださいました。
サムエルはひどく動揺し、主に祈りました。