そこで、イスラエル人を奴隷にしてしまおうとしました。きびしい監督を立て、重労働につかせるのです。こうして建てられたのが、ファラオ(王)のための倉庫の町ピトムとラメセスです。
その時、主の声がしました。「あなたの子孫は四百年の間、外国で奴隷とされ、苦しめられるだろう。
ヨセフは王の命じたように、一族にエジプトでも最上のラメセス(ゴシェンの北部)の地を割り当てました。
王はまた、穀物倉庫の町を建て、戦車隊や騎兵隊の駐留する町、それに別荘の町をエルサレム近郊やレバノン山麓、その他の地に造りました。
ベン・ハダデはアサ王の要請を受け入れ、シリヤの軍を動員してイスラエルを攻めました。シリヤ軍はイヨン、ダン、アベル・マイムの町々、またナフタリにある物資の補給基地を占領しました。
荒野にタデモルの町を建て、物資の補給所としてハマテに幾つかの町を建てました。
彼らは国々に散らされ、 国から国へと放浪したこともありました。
イスラエルは言う。 「私は若いころから迫害され、
長い間差別に甘んじてきましたが、 滅ぼされることはありませんでした。 敵には、私の息の根を止めることは できなかったのです。
「わたしはおまえの肩の重荷を下ろす。 おまえを重労働から解放する。
やがて、モーセはりっぱに成人しました。ある日、彼が同胞のヘブル人を訪ねた時、そこで目にしたのは、あまりにもひどい苦役でした。エジプト人が一人のヘブル人をなぐっているのを見て、同胞の苦しみを知ったモーセの血が騒ぎました。自分と同じヘブル人が痛めつけられているのを見過ごしにできませんでした。
主は続けて語りました。「わたしの民が、エジプトで非常な苦しみを受けているのを見た。無慈悲な監督のむちを取り除いてほしい、と叫んでいる声を聞いた。
監督と人夫がしらは、さっそくそれを全員に伝えました。「王様の命令によって、これからはわらを渡さないことになった。自分で探せ。ただし、れんがは前と同じだけ作るのだぞ。」
人夫がしらたちは思い余って、ファラオのところへ嘆願に行きました。「王様、お願いでございます。こんなひどいやり方は、もうやめさせてください。
怒られるよりも、嫉妬されるほうが怖いものです。
そのためにひどい虐待を受け、主なる神に必死に助けを求めたのです。その叫びを聞き、苦しみあえいでいるさまをごらんになった主は、大きな奇跡を起こしてエジプトから救い出してくださいました。エジプト人の目の前で、目をみはるようなしるしと不思議を次々となし、