なにしろ、四十年も立てなかった人が完全に治ったのですから、むりもありません。
その途中、十二年間も出血の止まらない病気で苦しんでいた一人の女が、人ごみにまぎれて、うしろからイエスの着物のふさにさわりました。
そこに、十八年もの間、病で腰が曲がったきりで伸ばすことのできない女がいました。
その中に、三十八年間も病気で苦しんでいる男がいました。
さて、道を歩いていた時のこと、イエスは生まれつきの盲人をごらんになりました。
もうすぐ宮だという所で、生まれつき足の不自由な男が運ばれて来るのに出会いました。この男はいつも、宮の「美しの門」のそばに置いてもらい、宮に入る人たちから施しを受けていたのです。
議員たちはなおもしつこく脅しましたが、効き目はありません。かといって二人を罰しようものなら、暴動が起きかねないと考え、ついにあきらめて釈放しました。人々がみな、すばらしい奇跡を見て、神をほめたたえていたからです。
晴れて自由の身になると、ペテロとヨハネはすぐほかの弟子たちのところへ帰り、議員たちの言ったことを残らず伝えました。
そこでアイネヤという人に出会いました。話を聞くと、八年間も中風で寝たきりだといいます。