翌日、盛装した王とベルニケが、司令官たちや町の有力者たちと連れ立って法廷に入ると、フェストはパウロを連れて来るように命じました。
お祭り騒ぎは六か月も続き、帝国の富と栄光を誇示する、またとない機会となりました。
思うに、この世に価値のあるものなどない。 すべてがむなしい。
あなたの権力は失われ、あなたとともに葬られます。 あなたの宮殿で聞かれた華やかな音楽もとだえ、 うじがあなたの敷布のように下に敷かれ、 虫けらが毛布になってしまいました。
地獄は、エルサレムという、 おいしそうなごちそうを前にして舌なめずりし、 その市民を飲んだくれた群衆もろとものみ込みます。
わたしがエジプトの力を砕く時、 タフパヌヘスも暗黒の日となる。 暗雲が地を覆い、 娘たちはとりことして連れ去られる。
わたしは、国々に恐れられているバビロンの大軍を差し向けて、おまえを滅ぼす。 エジプトの誇りも民もみな、粉々にする。 何もかも滅ぼされてしまうのだ。
わたしはその地を荒廃させ、彼らの高慢の鼻をへし折り、その力にとどめを刺す。イスラエルの山地にある村々は荒れはて、通る人もいなくなる。
諸国の中でも最悪の国を、エルサレムに来させよう。彼らの家々を占領させ、彼らが誇っている要塞を破壊させ、神殿を汚させ、高慢の鼻をへし折らせる。
こう言った。「私は自分の力で、この美しい都を、王宮のある町、帝国の首都に建て上げたのだ。」
ところが、とうとうヘロデヤに絶好のチャンスが訪れました。それはヘロデの誕生日のことでした。王は、宮中の高官、高級将校、ガリラヤ地方の名士などを招待して、宴会を開きました。
会見の約束ができ、いよいよその当日です。ヘロデは王服を着て王座に座り、彼らに向かって演説を始めました。
数日後、新総督を表敬するため、ヘロデ・アグリッパ(二世)王がベルニケと共にフェストを訪問しました。
ここで王と総督とベルニケ、またほかの人たちもみな席を立ち、出て行きました。
しかし、主は言われました。「さあ、行きなさい。このパウロこそ、わたしの教えをイスラエル人だけでなく、世界中の人々や王たちに伝えるために、わたしが選んだ人です。
この世の魅力的なものに接することの多い者たちは、その機会を正しく利用し、おぼれることがないようにしなさい。現在の世界は、やがて過ぎ去るからです。
生まれながらの古いいのちは、枯れてしまう草のようです。どんな栄誉も、やがてはしぼみ、散っていく花と同じです。
すべての世に属するもの――罪の性質から起こる欲望、性的な欲望、暮らし向きの虚栄心――は、神から出たものではなく、みな、この世の生み出したものです。