それからすぐ彼は、士官を二人呼び、「今夜九時、カイザリヤに向けて出発できるよう準備せよ。兵士は二百名だ。それと槍兵二百名、騎兵七十名も同行させよ。パウロを馬に乗せ、総督ペリクス閣下のもとへ無事に送り届けるのだ」と命じました。
朝の四時ごろ、イエスが水の上を歩いて弟子たちのところに行かれると、
主人の帰りは夜の九時になるか、真夜中になるかわかりません。しかし、いつ帰って来てもいいように準備のできている人は幸いです。
司令官は、「このことはだれにも口外するな」と言い含めて、青年を帰しました。
その夜のうちに、兵士たちは命令どおりパウロをアンテパトリスまで護送し、
翌朝、そこからカイザリヤまでは騎兵隊に任せて、兵営に引き返しました。
カイザリヤに着くと、騎兵隊は、司令官からの手紙といっしょにパウロを総督に引き渡しました。
守備隊司令官のルシヤ様が、この男を力ずくで奪い、
一方、ピリポはアゾトの町に姿を現し、そこから町々で福音を伝えながら、カイザリヤに向かいました。