「私もローマの市民権を持っているが、ずいぶん金を積んだものだ。」 「私は生まれながらの市民です。」
そこで司令官がじきじきに問いただしました。 「はっきり言いなさい。あなたはローマ市民なのか。」 「言われるとおり、ローマ市民です。」
パウロを打とうとそこに立っていた兵士たちは、ローマ市民だとわかったとたん、びっくりして身を引きました。司令官も、知らなかったとはいえ、ローマ市民を縛ってむち打つように命令したので、ひどく不安になりました。
そのころのあなたがたは、キリストとは全くの無縁で、神の民に敵対し、神から何の助けも約束されていませんでした。神もなく、望みもない、滅びる以外にない存在でした。
あなたがたはもはや、神にとって見知らぬ他国人でも、天国に縁のないよそ者でもありません。神の家族の一員であり、神の国の市民なのです。すべてのクリスチャンと共に、神の一家を構成しているのです。