「ローマの法律に反するやり方で、神を礼拝しろと教える不届き者です」と訴えました。
「こいつは自分を神の子とぬかしました。私どもの法律では死刑です。」
しかし、これは何だ。ことばの解釈とか、人物批判とか、諸君のばかげたおきてに関する事ばかりではないか。そんなことは、自分たちで始末をつけるがよかろう。私にはどうでもいいことだし、かかわりになりたくもない。」
パウロは安息日ごとに会堂に出かけ、ユダヤ人だけでなく、外国人をも説得しようと努めました。
パウロを押さえつけると大声で叫びました。「みんな、手を貸してくれ! こいつは、とんでもないやつなんだ。ユダヤ人に逆らえだの、おきてを守るなだのとふれ回っているんだ。そればかりじゃない。神殿の規則に反することも教えている。現に、外国人をこの神聖な場所に連れ込むようなまねを平気でやっているのだ。」
この訴えに対して、パウロは、「私は潔白です。別にユダヤ人の律法に反対したわけでもなく、神殿を汚したことも、ローマ政府にそむいたこともありません」ときっぱり否定しました。
偽証する者たちは、でたらめの証言を並べ立てました。「ステパノはいつも、神殿やモーセの律法に逆らうことばかり言っています。