こうして、歴代のエルサレムの王もしなかったような、あらゆることをやってみました。両眼をしっかり見開いて、これらのものの価値を見極めようとしたのです。
ソロモン王の富と知恵に太刀打ちできる王は、世界に一人もいませんでした。
ここにまいりますまでは、まさかと思っておりましたが、はっきりこの目で確かめることができました。私は、実際の半分も知らされていなかったようです。あなたの知恵と、お国の繁栄ぶりは、聞きしにまさっておりました。
したがって、望んだものを与えよう。しかも、ずば抜けた知恵を。
主は、全国民の人望が彼に集まるようにしたので、父ダビデ以上の財産と名誉を得るようになりました。
主なる神が、ダビデの子ソロモンを偉大な王としたので、彼は押しも押されもしないイスラエルの支配者となりました。
私は自分に言い聞かせました。「私はこれまでのエルサレムのどの王より、いろんな勉強もした。どの王より知恵や知識を得た。」私は賢くなろうと、一生懸命に努力しました。しかし、今ではそんな努力さえ、風をつかまえるようにむなしいことだとわかったのです。 賢くなればなるほど、悲しみも増える。 知識を増すことは、悩みを増す。
収入が多くなれば、それに応じて支出も多くなります。金銭にどんな利益があるというのでしょう。彼らは金銭が指の間からこぼれ落ちていくのを眺めていることしかできないのです。