しかし、してきたことを振り返ってみると、どれもこれも役に立たないことばかりで、風を追うようなものでした。これこそ価値があると言えるものなど、どこにもありませんでした。
神はでき上がった世界を隅から隅まで見渡しました。とてもすばらしい世界が広がっていました。こうして六日目が終わりました。
あなたが人間の一生を、どんなに短く、 むなしいものにお定めになったか 思い起こしてください。
モーセはでき上がったものを見て、すべての仕事が主の指示どおりにされていたので、彼らを祝福しました。
人はあくせく働いた報酬として、 何を手に入れるというのか。 一つの時代が去り、新しい時代が来るが、 少しも変わらない。 太陽は昇っては沈み、また昇ろうと、 急ぎ元の所に帰って行く。 風は南に吹き、北に吹き、あちこち向きを変えるが、 結局行き着く所はない。 川は海に注ぐが、 海は決してあふれることはない。 水は再び川に戻り、また海に流れて行く。
一生懸命働いたところで、何の益になるでしょう。
金銭を愛する者は、決してこれで満足だということがありません。金さえあれば幸せだという考えは、なんと愚かなことでしょう。
これは言ったように、とても深刻な問題です。どんなに働いても、ざるで水をくむようなものであり、風を追うようなものです。せっかく手に入れたものが、全部なくなってしまうのです。
主に逆らう国々の利益は 彼らの手の中で灰になると、主は定めていなかったか。 彼らがどんなに精を出しても、すべてが水の泡だ。
ほんとうに富む者になりたいと思いますか。もし今、幸福で、心が満ち足りているなら、あなたはすでに富む者なのです。
