それに、くよくよしたところで、どうにもなりません。心配すれば、寿命が一日でも延びるのですか。
残りの生涯は手の幅ほどもありません。 私の一生など、神から見れば ただの一瞬にすぎません。 人は、なんとおごり高ぶることでしょう。 人のいのちは息のようにはかないものです。 しかも、どんなにあくせくしようと、 何一つ残せるわけではありません。 他人に渡すために、富を築くようなものです。
『私の頭にかけて』と言って誓ってもいけません。あなたがたは髪の毛一本さえ白くも黒くもできないからです。
だいたい、どんなに心配したところで、自分のいのちを一瞬でも延ばすことができますか。
こんな小さなことさえできない者が、もっと大きなことを心配したところで何になるでしょう。
このザアカイも、ひと目イエスを見ようと思いましたが、背が低かったので、いくら背伸びをしても、人垣のうしろからは何も見えません。