しかし神は、こう言われました。『愚か者よ! あなたのいのちは、今夜にもなくなる。そうしたら、ここにある物は、いったいだれのものになるのか。』
彼らに自慢話をするためでした。ハマンは自分が財産家であること、子宝に恵まれていること、異例の昇進をしたこと、この国で王に次ぐ権力を握っているのは自分であることなどを得々と語り始めました。
神を信じない者には、神にいのちを断たれるとき、 何の望みがあるというのか。
あなたがた金持ちも、傲慢な者も、賢い者も、 結局、同じように死ぬ運命にあります。 愚かで、無知な者たちより 長生きできるわけではありません。 しかも、わずかな金すら持って死ねはしないのです。
こうして、その幸福も、あっけなく幕切れとなり、 永遠の恐怖にのみ込まれるのです。
しかし、肉がまだ口にある間に、
悪いことをしてもうけた金はすぐになくなります。 どこまでも正しく生きることが幸福のかぎです。
財産さえあれば大丈夫と高をくくってはいけません。 さばきの日には、 正しく生きる人だけが救われるのです。
自分で金持ちだと思っていても貧しい人がおり、 貧乏だと思っていても富んでいる人がいます。
今日一日、何が起こるかわからないのに、 明日の予定を得意になって話してはいけません。
貧しい人からしぼり取った金は、 巡り巡って、彼らに親切にする人のものになります。
彼らはこう言った。 『さあ、酒を手に入れ、宴会を開こう。 みんなで酔っ払うのだ。 これこそ生きがいというものだ。 さあ、浴びるほど飲もう。 明日は今日よりもっとすばらしいことが あるかもしれない。』」
自分でかえさなかったひな鳥を抱く鳥は、 やがて、そのひなに逃げられる。 不正な手段で富を手に入れる者も同じだ。 遅かれ早かれ富を失い、結局は哀れなばか者になる。」
また、無に等しい者なのに、 愚かにも、偉い者であるかのように喜びます。 ちっぽけな力を、たいそう自慢しています。
ご自分の敵を、からみついたいばらの塊のように 火に投げ込む。 彼らはわらのように、あっという間に燃え尽きる。
愚かな人たち。神は外側だけを造られたのですか。神は内側も造られたのです。
人々が、「万事順調で、平穏無事だ」と言っているような時、突然、災いが襲いかかるようにやって来ます。それはちょうど、出産の時、母親に陣痛が襲うのと似ています。その災いから逃れることができる人はいません。身を隠す場所など、どこにもないからです。
テモテよ。富んでいる人には、高慢にならないように、そして、すぐになくなるお金に望みをかけないように教えなさい。また、必要なものをいっさい備えて、私たちの人生を楽しませてくださる生ける神を誇りとし、この方だけを信頼するように忠告しなさい。
私たちは、この世に生まれた時、何も身につけていませんでしたし、この世を去る時にも、何も持って行けません。
明日どんなことがわが身に起こるか、だれにもわからないのです。あなたがたのいのちは、朝霧のようにはかないものです。