全地は悪者どもの手中にある。 神は裁判官の判断力を奪い、 不公平な裁判を行わせる。 そうするのが神でないとしたら、 いったいだれが張本人なのか。
ダビデはオリーブ山への道を登りました。頭を覆い、はだしで、泣きながら悲しみを表したのです。ダビデに従う人々も、頭を覆い、泣き声を上げて山を登りました。
王は手で顔を覆い、「ああ、アブシャロム! ああ、アブシャロム、息子よ、息子よ!」と泣き叫んでいます。
モルデカイは勤務に戻りましたが、おさまらないのはハマンです。何とも言えないみじめな気持ちで家に逃げ帰りました。
ハマンは絶望のあまり、エステルの腰かけていた長いすに崩れかかりました。ちょうどその時、王が庭から引き返して来たのです。「この宮殿の中で、しかも私の目の前で王妃に手を出すつもりか!」 王の怒りが爆発しました。ハマンの顔には、その場で直ちにベール(死刑囚が死刑執行の前にかけられるもの)がかけられました。
私を造ったのはあなたです。 その私をしいたげ、さげすみ、 一方では悪人にいい目を見させることは、 はたして正しいことでしょうか。
神は助言者と裁判官をさげすむ。
神は、私を罪人たちの手に渡し、 悪者の餌食にするのです。
必死に助けを求めても、だれも相手にしてくれない。 声を限りに叫んでも、人間扱いさえしてもらえない。
ところが、権力者には欲しい物は何でもくれてやり、 金持ちには好きな所に住まわせた。
町には瀕死の病人のうめきが起こり、 傷ついた者は助けを求めて叫ぶ。 しかし、神は彼らの嘆きに答えようとしない。
だれが、そうでないと言えよう。 だれが、私はうそつきだと証明し、 私の言うことは間違いだと 言い張ることができるだろうか。」
このやりとりを聞いていた、ラム族のブズ人、バラクエルの子エリフは腹を立てました。ヨブが、罪を犯したことを認めず、正当な理由があるからこそ神が彼を罰したのだということを認めようとしなかったからです。
次に私は、世界中で行われているしいたげと悲しみを見ました。しいたげられている人が涙を流しても、だれも手を貸そうとしません。一方で、しいたげる者たちはしっかりと手を組んでいます。
水不足で地面はからからに乾き、 あちこちに地割れができ、農夫はおびえきる。
これは見張り人たちの宣告であり、聖なる者たちの命令である。このように宣言するのは、いと高き方が世界の国々を支配し、御心のままに、人間の中で最もへりくだった者にさえその国々をお与えになるということを、全世界が知るためである。』
あなたがたは、自分のことばで主を煩わしたのです。 「主を煩わしたですって? どのようにして?」 あなたがたはそう言って、わざと驚いてみせます。 あなたがたはこう言ったのです。 「悪を行うのはいいことだ。主は喜んでいる。」 また、こうも言いました。 「神は私たちを罰しない。気にも留めていない。」