神が正義を曲げるだろうか。
だとしたら、正義はどこにあるのでしょう。悪人も正しい人もいっしょに殺してしまうなどということを、あなたがなさるはずはありません。もしも、もしもそんなことをされるなら、正しい人も悪人も全く同じ扱いをされることになってしまいます。あなたは決してそんなことはなさらないでしょう。全地をさばかれる方は、公平でなければならないのですから。」
神の御旨に反するような判決を下さないよう、注意しなさい。神のもとでの裁きには、不正も不公平も収賄もあってはならないからである。」
私を造ったのはあなたです。 その私をしいたげ、さげすみ、 一方では悪人にいい目を見させることは、 はたして正しいことでしょうか。
いま言えることは、神が私を押し倒し、 網で生け捕りにしたということだ。
必死に助けを求めても、だれも相手にしてくれない。 声を限りに叫んでも、人間扱いさえしてもらえない。
彼らは大きな口をたたく。 『全能の神だって? いったい、だれのことだ。 なぜ神などに従わなきゃならないのだ。 大したご利益もないのに。』
自分が悪くて滅びを招いたのだから、 全能者の怒りを自分でのみ尽くすべきだ。
ヨブさんがこう言ったからだ。 『私は潔白なのに、神はそうでないと言い、
かといって、神がこのような叫びに 耳をふさいでいると思うのは間違いだ。
神のすることに対して、 ばかげているとか、悪質だと言える者はいない。
私を造った方の正しさを説明するために、 例話を引き合いに出そう。
全能者の力を推し量ることはできない。 しかし、神はこの上なく正しく、 思いやりにあふれているので、私たちを滅ぼさない。
『人にすぎない者が 神より正しいなどということがあろうか。 創造者よりきよいなどということがあろうか。』
「おまえはまだ全能者と口論したいか。 それとも降参するか。 神を批判する者よ、答えてみよ。」
おまえは自分の正しさを主張しようとして、 わたしのさばきを信用せず、 わたしを罪人呼ばわりするのか。
「そのようなことぐらい、私も知っている。 ちっとも耳新しいものはない。 しかし、答えてもらいたいものだ。 人はどうしたら神の目から見て、 正しい者となれるのか。
あなたの王座を支えているのは、 公平と正義の太い二本の柱です。 あわれみと真実は、いつもおそばに控えています。 喜びに震えるラッパの音を聞く人々は幸せです。 あなたの光の中を歩くことができるからです。
公正なさばきを行うこと、 それこそが、この絶大な王の統治の基です。 イスラエル中に正しい判決が下ります。
しかしあなたがたは、『神は不公平だ』と文句を言う。さあ、イスラエルの民よ、聞きなさい。不公平なのはわたしだろうか。それとも、あなたがただろうか。
それでもイスラエルの民は、『主は公正ではない』と不平を鳴らす。問題は、そう言っている彼ら自身が正しくないことだ。
おまえたちは今も、『主は公正ではない』と非難している。わたしは、おまえたち一人一人を、その行いに従ってさばく。」
そこで主は、用意しておられた災いを下して、私たちを押しつぶしてしまわれました。主が行われたことはすべて正しいのに、私たちは従おうとしませんでした。
ところが、どうでしょう。あなたは耳を貸そうともしません。強情をはり、罪から離れようとしません。こうして、神の御怒りをどんどん積み上げているのです。神が裁判官として立ち、すべての人を正しくさばかれる、御怒りの日が近づいているのです。
岩のように堅く、なさることはみな完全で正しく、 何事にも公平で忠実な方。 主はいつも潔白な方。
神に仕えたモーセの歌と小羊の歌とを歌っていました。 「全能の神、主よ。目を見張るべきものは、あなたの偉大なみわざです。永遠に生きておられる王よ。ただ、あなたの道だけが正しく真実なのです。ああ、主よ。あなたを恐れず、その御名をほめたたえない者は一人もおりません。ただ、あなただけがきよいお方です。すべての国々の民は来て、あなたを礼拝します。あなたの正しさが明らかにされたからです。」
また私は、祭壇の天使の声を聞きました。「全能の神、主よ。あなたのさばきは正しく、真実です。」