ところが、そんな者が急に姿を消しても、 だれも悲しんではくれない。
糞のように捨てられ、永久に滅びる。 彼を知る人たちは、どこへ行ったのかといぶかる。
友人も家族も、二度とその姿を見ることはない。
家族の前から永久に姿を隠し、 再び顔を見せることもない。
私を見ていられるのも長くはない。 もうじき、私の死骸を見るようになるだろう。
根は石地を伝い広がり、地下水にまで届く。
風に吹き飛ばされて消えるような ちっぽけなものであることを知っておられるからです。
もうしばらくすれば、 見ようとしても、悪者の姿は見つけられなくなります。
たとえ、今は雑草のようにはびこっていようと、 悪人を待ち受けているのは永遠の滅びだけです。