地面の上に産んだ卵を、砂に温めさせるだけだ。
だちょうは誇らし気にはばたくが、 母親の愛は持ち合わせていない。
だれかに踏まれたり、 野獣につぶされたりするのを忘れている。
家を離れてあちこち渡り歩く人は、 巣を離れてさまよう鳥のようです。
こうして大きくなった木の一部をたきぎにして暖をとり、またパンを焼きます。その残りはどうするのでしょう。なんと、それで人々が拝む偶像を造るのです。人々は偶像にひれ伏して祈ります。
山犬でさえ、自分の子を育てるというのに、 イスラエルは荒野のだちょうのように、 赤ん坊の泣き声を聞いても知らぬふりをしています。 一滴の水も残っていないので、 子どもたちは渇きのため、 のどがかれています。 幼子はパンが欲しくて泣きますが、 誰ひとり、一かけらも与えることができません。