おまえはただの一度でも、朝に姿を現せと命じ、 暁を東の空から昇らせたことがあるか。
それとも、一番の知恵者だとでも思っているのか。 あなたは山々が造られる前に生まれ、 神の奥義を聞いたのか。 神の相談役に選ばれているとでもいうのか。 それとも、知恵をひとり占めにしているのか。
夜の闇にまぎれて家々に押し込み、昼間に眠る。 彼らは光を知らない。
『ここまでだ。これ以上、来てはいけない。 おまえの高ぶる波はここで止まるのだ』と言ったか。
夜明けの光に、地上をくまなく照らして、 不法な夜の支配にとどめを刺せと命じたことがあるか。
おまえがこれらのものが造られる前に生まれ、 じゅうぶんな経験を積んでいるというのなら、 そんなことは、すべて知っているはずだ。
わたしが地の土台をすえた時、 おまえはどこにいたか。 わかるなら言ってみよ。
私たちは生まれたばかりの赤ん坊のような者で、 ほんのわずかのことしか知らないのだ。 われわれの一生は影のようにはかない。
昼も夜も、すべてはあなたの支配下にあります。 あなたは星と太陽をお造りになったお方です。
すばる座やオリオン座を造った方を求めなさい。 その方は、闇を朝に、昼を夜に変え、 海から水を呼んで地上に雨として降らせます。 その名は主。
これはみな、ただ神の深いあわれみによることだ。 天の夜明けがいま訪れようとしている。
こうして私は、預言のことばが現実となるのを目のあたりにしました。そのことばは、暗い部屋をすみずみまで照らし出す明かりのようで、難解なまま、暗闇の中に置かれている多くのことがらに光をあて、理解させてくれるものです。そして、あなたがたのたましいに夜明けの光が差し込み、明けの明星であるキリストが心を照らしてくださるのです。