口を開きました。 「私はまだ若いし、皆さんは人生の大先輩だ。 だから遠慮して、今まで黙っていた。
あなたが言うとおり、 私のような老人には知恵と分別がある。
中には、あなたの父親より 年輩の者だっているというのに。
それとも、一番の知恵者だとでも思っているのか。 あなたは山々が造られる前に生まれ、 神の奥義を聞いたのか。 神の相談役に選ばれているとでもいうのか。 それとも、知恵をひとり占めにしているのか。
このやりとりを聞いていた、ラム族のブズ人、バラクエルの子エリフは腹を立てました。ヨブが、罪を犯したことを認めず、正当な理由があるからこそ神が彼を罰したのだということを認めようとしなかったからです。
エリフは三人が答えに詰まったのを見ると、このときとばかり、怒りに震えながら、
エリフのことばの続き。
老人には一目おき、尊敬を払いなさい。また、神を恐れなさい。わたしは主である。
支払うべきものは、だれにでも支払いなさい。納税の義務をすすんで果たし、上に立つ人々に従い、敬うべき人を敬い、重んじるべき人を重んじなさい。
年上の人に、きついことば遣いをしてはいけません。むしろ父親に対するように、尊敬の念をこめて話しかけなさい。年下の人には、弟に対するように話しなさい。
同じように青年にも、思慮深く、まじめに生活するように勧めなさい。
青年たちにも言います。長老たちの指導に従いなさい。みな、謙遜になって互いに仕え合うべきです。神は、高慢な者には敵対し、謙遜な者には恵みを与えられるからです。