その夜は星も出るな。 その夜がどんなに光を待ちわびても 夜は明けることなく、 朝がくることがないように。
それはこの日が、 母が私を身ごもらせないようにできなかったから、 こんな災難に会うため、わざわざ生まれさせたからだ。
のろいの名人よ、その日をのろってくれ。
だから当然、祝福がくるものと思っていた。 ところが、やってきたのは災いだった。 光を望んだのに、暗闇がきた。
それを怒らせるほど勇気のある者はいない。 まして、それを征服するなど大それた話だ。 誰ひとりその前に立ちはだかることができない。 だとしたら、だれがわたしの前に立てようか。
それがくしゃみをすると、 陽の光は霧の中で、いなずまのように光り、 その目は火花のように輝く。
何も見えない暗闇を送り込まれる前に、 手遅れにならないうちに、神に栄光をお返ししなさい。 闇が覆えば、あなたがたは山につまずき、 倒れます。 その時に、光を探し求めても、 身の毛もよだつ暗闇があるだけです。
平和を期待したが、平和はこなかった。 健康の回復を待ち望んだが、あるのは恐怖だけだ。』