生まれてすぐ死んでいたら、 今ごろ安らかに眠っていただろうに。
私が行こうとしているのは、 真夜中のように暗い国です。 渾沌としていて、最も明るい光でさえ、 真夜中の闇のように暗い場所なのです。」
あなたはいつまでも人を打ち負かすので、 ついに人は舞台から姿を消します。 あなたは人をしわだらけの老人とし、 遠くへ追いやります。 だから、自分の子どもたちが栄誉を受けても、 失敗したり災難に会っても、 人にはそのことを知るすべがありません。
私はもうすぐ、帰ることのない旅路につくのだから。
死ねば、暗闇の中に入り、 墓をわが父と言い、うじ虫をわが母、わが姉妹と呼ぶ。
だが、私は知っている。 私を救うお方は生きておられ、 ついには地上に降り立つのだ。
そのとき、 神は私の味方になってくださるはずだ! そうだ、その時私の目に映る神は、 見も知らぬお方ではなく、 親しい友人であるはずだ! ああ、何とすばらしい希望だろう。
神は健康な者、富んでいる者、 肥えている者、栄えている者を滅ぼす。
どちらも、同じちりの中に埋められ、 同じようにうじ虫の餌食になる。
雪が日照りと暑さで跡形もなく消えるように、 罪人は死ぬと影も形もなくなる。
生みの親さえ彼らを忘れ、 うじ虫が湧いて、彼らを食い尽くす。 二度と人の話題に上らない。 罪人は、強風を受けた木のようにへし折られる。
死者は裸のまま神の前で震えている。
なぜ、産婆は私を生かしておき、 乳房をふくませて養い育てたのか。
悪人が神の視線から身を隠せるような暗闇はない。
なぜ私の罪を赦し、除いてくださらないのですか。 私は今にも息絶える身ではありませんか。 神が捜しても、私はどこにもいなくなるのです。」
何をするにしても、りっぱに仕上げなさい。あなたが行くことになる死後の世界では、仕事も計画も知識も知恵もないからです。
昔の君主たちは、その武具をわきに置き、剣を枕とし、盾で体を覆うようにして、大きな栄誉を受けて埋葬された。だが彼らは、共同墓地に埋められただけだ。生前は人々に恐れられていたのに、