貧しい人は、野ろばのように、一日じゅうかけて、 やっと何とか生きていけるだけの食料にありつく。 子どもの食べる物を探しに、荒野にまで出かける。
盗人は栄えるものだ。 さあ、神を怒らせてみたらどうだ。 別に何が起こるというわけでもあるまい。 それでも神は、必要なものは全部下さるだろう。
彼らは人殺しだ。 夜明けとともに起き、生活に追われる者を殺す。 夜になると盗賊と姦通者に早変わりし、 『だれにも気づかれない時がきた』とほくそ笑み、 夕暮れを待ち受ける。 正体を見破られないように覆面をつけ、
彼らは野生の植物を口に入れ、 悪者のぶどう畑の取り残しにさえ手を出す。
せっかく上げた収穫も人手に渡り、 その富は、ほかの人の渇きをいやす。
入れ替わりに、人間が一日の仕事を始め、 夕暮れまで働きます。
彼らは一日分の悪事を働かないと、 その夜はおちおち眠ることもできず、 人をつまずかせないうちは ゆっくり休むこともできません。
おまえは、くんくんと鼻を鳴らす、 さかりのついた野ろばそのものではないか。 だれが、おまえの欲情を抑えることができようか。 雄は、おまえを探す必要がない。 おまえのほうから飛んで来るのだから。
彼らの心は陰謀で炉のように燃えさかる。 その計略は夜通しくすぶり、 朝になると、めらめらと燃え上がる。
ひとりぼっちでさまよう野生のろばのようだ。 友と言えば、自分が雇った者たちだけで、 アッシリヤもその一人だ。
夜中に寝床で悪事を企む者は災いだ。 あなたがたは計略を実行するために夜明けに起き出し、 実行する力があるのでやってのける。
エルサレムの指導者たちは、 獲物を求めてほえるライオンのようだ。 手に入れることができるなら、 どんなものでもねらっている。 裁判官たちは日暮れの飢えた狼のようだ。 明け方には、獲物の痕跡を残さない。
カヤパの取り調べはその朝早く終わり、今度はローマ総督(ユダヤを統治する行政長官)の番です。訴える人々は、イエスを総督官邸まで連れて行きましたが、中に入ろうとしません。ユダヤ教のおきてでは、異教徒の家に入ることはたいへん汚らわしいことだったのです。そんなことをしたら身が汚れて、過越の食事が食べられなくなるからです。
翌朝、四十名以上のユダヤ人が集まり、パウロを殺すまでは飲み食いをしないと誓い合いました。