さて、ヨブの身に災難が降りかかったことを知った友人たちが三人、互いに打ち合わせをして、彼を慰め励まそうと、はるばる訪ねて来ました。この三人は、テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、ナアマ人ツォファルです。
エサウの孫はそれぞれの氏族の長となりました。次のとおりです。テマン族、オマル族、ツェフォ族、ケナズ族、コラ族、ガタム族、アマレク族。以上は、エサウの長男エリファズの子孫です。
家族が慰めようとしても、耳を貸そうともしません。「あの子は死んでしまった。何もかもおしまいだ。私もこのまま死んでしまいたい」と言って泣きました。
アブラハムがそばめケトラに産ませた子は、ジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデヤン、イシュバク、シュアハ。 ヨクシャンの子はシェバとデダン。
ヨバブが死ぬと、テマン人の地出身のフシャムが王になりました。
二人の父エフライムは、長い間喪に服していたので、兄弟たちが彼を慰めました。
ナアマ人ツォファルのヨブへの返答。
あなたたちは、あらゆることを誤解している。 藪医者もいいとこだ。
テマン人エリファズの返答。
「そんなことは、さんざん聞かされてきた。 あなたがたは慰め役としては失格だ。
友人たちは私をあざける。 だが私は、神の前で涙を流す。
シュアハ人ビルダデの二度目の返答。
親友は私を毛虫のように嫌い、 手塩にかけてきた者たちも背いた。
友よ、お願いだ。 神の怒りの手で打たれた、私の身にもなってくれ。
テマン人エリファズからヨブへの答え。
兄弟姉妹をはじめ、以前の友人たちが一人残らずやって来て、ヨブの家で彼を囲んで食事をしました。悲しみ抜いたヨブをいたわり、主から受けたすべての試練のことでヨブを慰め、めいめい銀や金の指輪を贈りました。
主はヨブに語り終えたのち、テマン人エリファズにこう言いました。「おまえと二人の友人に、私は怒りを燃やしている。おまえたちがわたしについて語ったことは、わたしのしもべヨブのようには正しくなかったからだ。
テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、それにナアマ人ツォファルは、命じられたとおりにしました。主はヨブの祈りを聞きました。
気落ちした友には、親切にすべきではないか。 それなのに、あなたは神を少しも恐れず、 私を責め立てるばかりだ。
テマとシェバの隊商は、 水を求めてそこに来るが、 望みは無残にも砕かれる。 あなたへの期待も、同じように裏切られた。 あなたは私を見て怖がり、後ずさりした。 救いの手を伸ばしてはくれなかった。
シュアハ人ビルダデのヨブへの返答。
真の友は決して裏切りません。 兄弟は苦しみに会ったときに 助け合うためにいるのです。
友人のふりをする「友人」もいれば、 実の兄弟より親しい友人もいます。
自分の友でも父の友人でも、 彼らを大事にしなさい。 いざというとき、 遠くの親類よりあてになります。
荒廃と滅亡、それだけがあなたの分け前です。 ほかには、ききんと剣しかありません。 だれが同情し、慰めてくれるでしょう。
天の軍勢の主はこう言います。 「昔いた賢い者たちはどこへ行ったのか。 テマンには、もう知恵のある者は一人もいないのか。
テマンの最も強力な兵士もあわてふためき、 虐殺者を防げなくなる。
エルサレムからも大ぜいのユダヤ人たちが弔問に詰めかけていました。マルタとマリヤが慰めのことばを受けているところへ、
だれかが幸せで喜んでいる時には、いっしょに喜んであげなさい。悲しんでいる人がいたら、いっしょに悲しんであげなさい。
もし一つの部分が苦しむなら、すべての部分が共に苦しみます。そして、一つの部分が重んじられれば、すべての部分が喜ぶのです。
獄中にある人たちのことを忘れてはいけません。その境遇を思って、苦しみを共に分け合いなさい。また、しいたげられている人たちの悲しみを思いやりなさい。あなたがたは、その苦しみがどんなものか経験ずみなのですから。