日ごろ頼りにしていた富にもそっぽを向かれ、 恐怖の王のもとへ引き立てられる。
しかし、悪人は逃げ場を失い、死を待つだけだ。」
おぞましいことに囲まれ、 穏やかな日があっても、すぐさま過ぎ去る。
悪の居座る家には暗闇がつきものなのだから。
矢を抜くと、光る矢尻が胆のうから出てくる。 彼は断末魔の苦しみで顔をゆがめる。
彼らにとっては暗い夜が朝なのだ。 彼らは暗黒の恐怖と手を結ぶ。
悪者の建てた家はくもの巣のようにもろく、 ほったて小屋のように隙間だらけだ。
それは、獣の帝王で、獣の中で最も威厳がある。」
神を追い出した者は、 くもの巣を頼りにするようなもので、 頼みの綱はみな断ち切られる。
あなたを憎む者は、結局は恥をかき、 悪者は滅ぶことになるのだ。」
これを見たひねくれ者は、怒りに震えますが、 歯ぎしりしながら、逃げ出すしかありません。 望みが消え去ったからです。
私は身もだえして苦しみ、 恐怖の戦慄が全身を貫きます。
正しい人の望みは永遠の幸せにつながり、 悪者の期待はむなしく消えます。
神を信じる人には、 死ぬ時にも心の拠り所がありますが、 悪者は罪に押しつぶされます。
これだけが、一生涯死の恐怖の奴隷となっている人間を救い出す方法だったのです。