私を取り巻く射手たちが、容赦なく矢を射たので、 傷口から流れ出る血で地は湿った。
一度は、迫害する者に矢を射込まれ、ひどい手傷を負った。
神の送った軍勢は、 私の回りを二重三重に取り囲む。
そのとき、 神は私の味方になってくださるはずだ! そうだ、その時私の目に映る神は、 見も知らぬお方ではなく、 親しい友人であるはずだ! ああ、何とすばらしい希望だろう。
矢を抜くと、光る矢尻が胆のうから出てくる。 彼は断末魔の苦しみで顔をゆがめる。
だれに、おびただしい御使いの数を 数えることができるだろう。 神の光は地をすみずみまで照らす。
私は神のことばを一度だって拒まなかった。 そのことは、この苦しい拷問の中での せめてもの慰めだ。
主は弓矢で私を狙いうちにした。 その毒矢は心臓深く突き刺さった。 神からの恐怖は隊列を組んで私に襲いかかる。 そのたびに、身のすくむような思いがする。
私は涙のかれるまで泣きました。 同胞の身に起こったことを見て、 悲しみのあまり胸が張り裂け、 身を切られる思いでした。 幼い子どもや、生まれたばかりの赤ん坊が、 道ばたで衰弱し、息絶えていくのです。
神はご自分の民に向けて、 まるで敵でもあるかのように弓を引きます。 主の御力は彼らに向かい、 えり抜きの若者たちを虐殺し、 憤りの火を注ぎます。
主は私をやぶに引きずり込み、 前足でずたずたに引き裂いて、置き去りにしました。
その矢は、私の心臓に突き刺さりました。
あなたに約束する。偶像や忌まわしいいけにえによってわたしの聖所を汚したからには、あなたを惜しんだり、あわれんだりしない。
神は私たちすべてのために、たった一人の御子さえ惜しまずに、死に渡されたほどのお方ですから、ほかのすべてのものをも下さらないわけがあるでしょうか。
主は決してお赦しになりません。そのような者は激しいねたみと怒りを買うだけです。この書に書かれたすべてののろいが降りかかり、地上から永遠に消し去られてしまうでしょう。
また、神は昔、神を恐れない世界を赦さず、ノアとその家族の八人を除いて、大洪水によって滅ぼしました(創世6―8章)。