人は花のように咲いても、すぐにしおれ、 通り過ぎる雲の影のように あっという間に消え失せます。
私たちは先祖同様、この地では寄留者です。また、私たちの地上の生涯は影のようなもので、やがて跡形もなく消え去ります。
しなびたぶどうのように地面に落ちる。 こうして、彼がもくろんできたことは、 計画倒れに終わる。
朝には生きていても、夕方には冷たい死体となり、 だれからも気に留められないまま永久に葬られる。
私たちは生まれたばかりの赤ん坊のような者で、 ほんのわずかのことしか知らないのだ。 われわれの一生は影のようにはかない。
私の一生は、夕方の影のように素早く過ぎ去り、 草のようにしおれます。
それに引き替え、永遠の王である主のご名声は、 いつまでも語り継がれます。
絶望して嘆き、うめき続けたこの身は、 骨と皮だけになりました。
人の一生は、ただのひと呼吸のよう、 また影のようで、はかなく消えるではありませんか。
しょせん、草のようにあっという間に枯れ、 消え失せる存在なのですから。
残りの生涯は手の幅ほどもありません。 私の一生など、神から見れば ただの一瞬にすぎません。 人は、なんとおごり高ぶることでしょう。 人のいのちは息のようにはかないものです。 しかも、どんなにあくせくしようと、 何一つ残せるわけではありません。 他人に渡すために、富を築くようなものです。
神よ。私はあなたにだけ望みをかけているのです。
しかし、神を信じて従う人は、 なつめやしの木のように青々と茂り、 レバノン杉のようにそびえ立ちます。
たとえ、今は雑草のようにはびこっていようと、 悪人を待ち受けているのは永遠の滅びだけです。
悪者どもは幸福な長い人生を送ることもできません。彼らは神を敬わないので、その一生は影のように早く過ぎ去ります。
明日どんなことがわが身に起こるか、だれにもわからないのです。あなたがたのいのちは、朝霧のようにはかないものです。
生まれながらの古いいのちは、枯れてしまう草のようです。どんな栄誉も、やがてはしぼみ、散っていく花と同じです。